レンズ1本にカビが出ると、清掃だけで1万円を超えます。
その金額を毎年払うより、先に箱を用意したほうが安く済みます。
この記事で紹介するカメラの防湿庫5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | HOKUTO HP-38EX | ![]() |
38Lで置き場所を選ばない | Amazon楽天 |
| 2位 | 東洋リビング ED-41CAT2 | ![]() |
国産メーカーの安心感 | Amazon楽天 |
| 3位 | トーリハン PD-55 | ![]() |
50Lで機材が増えても余裕 | Amazon楽天 |
| 4位 | リクリーン 30L | ![]() |
5年保証で価格も控えめ | Amazon楽天 |
| 5位 | HOKUTO HS-41L | ![]() |
電気代1日1円台の軽さ | Amazon楽天 |
買う前に決めておく3つのこと
防湿庫選びでつまずくのは、たいてい容量と置き場所です。
カメラ専門店のスタッフに聞くと、買い替えの相談で一番多いのが「小さすぎた」という理由だそうです。
今持っている機材がちょうど入るサイズではなく、1段ぶん空きが残る容量を選んでおくと長く使えます。
レンズは1本買うと2本目、3本目が欲しくなる道具です。
除湿方式は乾燥剤式とペルチェ式の2種類があります。
乾燥剤式は庫内のユニットが湿気を吸って外へ逃がす仕組みで、動く部品が少なく長持ちします。
ペルチェ式は素子で冷やして水分を落とす仕組みで、本体価格が安くなる傾向があります。

置き場所を測らずに買って、扉が半分しか開かない位置に押し込むことになった人を何人も見ました
3つめは電源です。
電動タイプはコンセントが必要なので、延長コードの位置まで含めて考えておくと当日あわてません。
機材量で選ぶカメラの防湿庫おすすめ5選!
第1位 HOKUTO 防湿庫・ドライボックス HP-38EX (38L全自動)

自宅で3年ほど使っているのがこの38Lです。
ボディ2台とレンズ4本、フィルターケースを入れてまだ棚に余りがあります。
扉を開けたあと湿度が上がっても、1時間ほどで設定値まで戻ってくれるので、出し入れの多い人でも安心して使えます。
デジタル表示なので、部屋の反対側からでも数字が読めます。
動作音はほぼ聞こえず、寝室に置いても気になりません。
ただ、ガラス扉は指紋が目立ちます。
見せる収納にしたい人は、拭き取り用のクロスを近くに置いておいたほうがいいです。

これ買ってから乾燥剤を買わなくなりました。もうこれでいいじゃん、悩む必要ゼロ!!
HOKUTO 防湿庫 ドライボックス HP-38EX 38L全自動
38Lで置き場所に困らない全自動タイプ
第2位 東洋リビング オートクリーンドライ ED-41CAT2(B)

国内メーカーの定番で、プロの現場で見かける率がかなり高い1台です。
光触媒を使ったドライユニットが入っていて、湿度を下げながら庫内のにおいと菌にも働きかけます。
湿度は30パーセントから50パーセントの範囲で安定するので、レンズもフィルムも同じ庫内で管理できます。
販売店に聞くと、長く使うつもりの人ほどこのメーカーを指名して買っていくそうです。
黒いボディなので、部屋に置いても家具として収まります。
ただ、同じ容量の海外製より価格は上がります。
安さを最優先する人には向きませんが、10年単位で考えるなら悪くない買い方です。
東洋リビング オートクリーンドライ ED-41CAT2(B)
プロの現場でも見かける国産の定番
第3位 トーリ・ハン 防湿庫 ドライキャビ PDシリーズ 50リットル PD-55

50Lクラスになると、収納できる量が一気に変わります。
トーリハンは写真店向けに長く作ってきたメーカーで、カメラ店の店頭に置かれていることも多いです。
ボディ3台にレンズ6本、ストロボまで入れてもまだ隙間が残る容量なので、機材が増える予定の人はここから選んで問題ありません。
口コミでは「静かで存在を忘れる」という声と「サイズが思ったより大きかった」という声が並んでいました。
ただ、高さがあるぶん設置場所は選びます。
購入前に幅と奥行きだけでなく、上に何センチ余裕があるかも測っておいたほうがいいです。
価格も38Lクラスより上がるので、機材が2本3本のうちは手を出さなくて大丈夫です。
正直、レンズが3本以下の段階でこれを買うのはやりすぎだと思います。
トーリハン 防湿庫 ドライキャビ PDシリーズ 50リットル PD-55
機材が増えても余裕のある50Lクラス
第4位 リクリーン(Re:CLEAN) 防湿庫 30L デジタル湿度計 5年保証

以前、実家に置く用に同じシリーズの小さいほうを買ったことがあります。
30Lはボディ1台とレンズ3本くらいがちょうどいい大きさで、机の横にも収まりました。
この価格帯で5年保証が付いてくるので、初めての1台としてはかなり心強いです。
スポンジマットが付属していて、レンズを寝かせて置いても転がりません。
デジタル湿度計の数字は見やすく、湿度の変化を追う癖が自然に付きました。
ただ、ペルチェ式なので背面に少し熱を持ちます。
壁にくっつけず、5センチほど離して置くのが正解でした。
リクリーン(Re:CLEAN) 防湿庫 30L デジタル湿度計 5年保証
5年保証付きで手を出しやすい30L
第5位 HOKUTO 防湿庫 ドライボックス HS-41L

41Lという中途半端に見える容量が、実はかなり使いやすいサイズです。
メーカーの案内では電気代の目安が1日1円ほどとされていて、1年動かしても数百円で収まる計算になります。
棚の高さを変えられるので、望遠レンズを立てて入れるといった融通が利きます。
レビューでは「鍵が付いているので子どもがいても安心」という声が目立ちました。
デジタル温湿度計が付いていて、状態は一目で分かります。
ただ、扉のパッキンは初期に少し硬く、最初の数回は開け閉めに力が要ります。
1週間ほど使うとなじむので、そこだけ気長に付き合ってください。
棚の高さを変えられる41Lモデル
5台を容量と使い勝手で並べる
数字だけ見ても違いが分かりにくいので、置いたあとの感覚も混ぜて表にしました。
「寝室に置ける静かさ」は運転音が気になるかどうか、「出し入れのしやすさ」は棚の高さや扉の開き方で判断しています。
| モデル | 容量 | 除湿方式 | 寝室に置ける静かさ | 出し入れのしやすさ |
|---|---|---|---|---|
| HOKUTO HP-38EX | 38L | ペルチェ式 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 東洋リビング ED-41CAT2 | 41L | 乾燥剤式 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| トーリハン PD-55 | 50L | 乾燥剤式 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| リクリーン 30L | 30L | ペルチェ式 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| HOKUTO HS-41L | 41L | ペルチェ式 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
長く使う前提なら乾燥剤式、まず1台目を安く手に入れたいならペルチェ式という分かれ方になります。
届いた日にやっておきたいこと
箱から出してすぐ機材を放り込むと、湿度が下がりきる前に扉を閉めることになります。
まず空のまま電源を入れて、半日から1日かけて庫内の数字が落ち着くのを待ってください。
45パーセント前後で止まったら、そこから機材を入れていきます。
湿度は低ければいいというものでもありません。
30パーセントを下回る状態が続くと、レンズの内部やシャッター幕に使われている部材が乾きすぎます。
40パーセントから50パーセントの間に収まっていれば、日本の住環境では十分です。

詰め込みすぎると空気が回らなくなります。7割くらいの入り具合が気持ちいいですよ
一緒に用意しておくと効くもの
本体だけでは足りない場面があるので、先に揃えておくと動きが早いです。
スポンジマットは付属している機種もありますが、枚数が足りないことが多いです。
レンズ同士が触れ合う状態を避けるだけで、塗装のこすれ傷がほとんど出なくなります。
床が少し傾いている部屋だと、扉が自然に開いてしまうことがあります。
ゴム脚を1枚かませて水平を出すだけで解決するので、気になる人は用意しておいてください。
買い替えを避けるための考え方
ここまでの内容を、機材量に合わせて整理しておきます。
一番損が少ないのは、今の機材より1段ぶん大きい容量を選んでおくやり方です。
小さい箱を買い直すと、前の1台の置き場所に困ります。
湿度計の数字を見る習慣が付くと、部屋そのものの湿度にも目が行くようになります。
カビが出てから慌てるより、静かに動く箱を1つ置いておくほうがずっと気楽です。
ガッキーカメラまわりを担当している筆者です。今回はカメラ専門店のスタッフに買い替え相談の傾向を聞き、各メーカーの仕様をリサーチしたうえで書きました。


