家のガレージで金属をしゃーっと削れたら、ものづくりの世界は一気に広がります。 今回は金属加工に踏み込める本格派の卓上旋盤を5台、置き場所や音まで含めて紹介します。
この記事で紹介する金属対応の卓上旋盤5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 東洋アソシエイツ 精密ミニ旋盤 Compact3 | ![]() |
10万円以下の国産入門機 | Amazon楽天 |
| 2位 | 東洋アソシエイツ 万能精密旋盤 Compact7 | ![]() |
難削材も狙える万能タイプ | Amazon楽天 |
| 3位 | プロクソン マイクロレースDX PD400 | ![]() |
精度とパワーの上位機 | Amazon楽天 |
| 4位 | プロクソン マイクロレース PD250 | ![]() |
場所を選ばない小型機 | Amazon楽天 |
| 5位 | 東洋アソシエイツ 精密卓上旋盤 Compact9 | ![]() |
直径63mmまで削れる本命 | Amazon楽天 |
金属を削る卓上旋盤は木工用と何が違うのか
木を削る旋盤と金属を削る旋盤は、見た目が似ていても中身がまるで別物です。 金属は硬いぶん、本体の剛性と回転の安定感がものを言います。 ここを軽く見ると、せっかく削っても面がびびって荒れてしまいます。

木工用のノリで金属用を選ぶと、パワー不足でガッカリしがちです。重さは正義、これ意外と本音だと思います。
剛性と削れるサイズで5台を並べてみた
スペックだけでは伝わらない部分を、わたしが触って感じた評価で並べました。 金属を削る安定感と、住宅地で使える静かさを特に重視しています。
| 商品 | 削れる素材の目安 | 削っている安定感(5段階) | 静かさ(5段階) | 置き場所 |
|---|---|---|---|---|
| Compact3 | アルミや真鍮、小物の鉄 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 作業台に収まる |
| Compact7 | 難削材まで | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 定位置が必要 |
| マイクロレースDX PD400 | 鉄まで本格的に | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 広めの定位置 |
| マイクロレース PD250 | アルミや真鍮中心 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 棚にもしまえる |
| Compact9 | 直径63mmの鉄も | ★★★★★ | ★★★★☆ | 作業台に常設 |
金属加工に踏み込める本格派5台
第1位:東洋アソシエイツ 精密ミニ旋盤 Compact3 66500

10万円を切る価格で、普通旋盤と同じ鋳鉄製のVベッド構造を持つ国産機です。 本格的な金属切削を手頃に始めたいなら、まずこの一台が堅実な入口になります。 Vベルト駆動なので回転が静かで、夜の住宅街でも気兼ねが少なめでした。
重量13.5キロと机に置けるサイズながら、削っている最中の安定感がしっかりあります。 ただ、削れる直径は大きくないので、小物の精密加工が中心になります。 アルミや真鍮の部品をコツコツ作りたい人の、長く付き合える相棒です。

国産で部品が手に入りやすいのは、長く使うほど効いてきます。最初の金属旋盤に迷ったら、個人的にはこれをおすすめします。
10万円以下で始める国産の入門金属旋盤
第2位:東洋アソシエイツ 万能精密旋盤 Compact7 66000

その名のとおり、アルミや真鍮だけでなく硬めの難削材まで狙える万能タイプです。 削る素材を選ばず一台で幅を持たせたいなら、この対応力が頼りになります。 無段階で速度を変えられるので、素材ごとにちょうどいい回転を探りながら削れました。
性能が上がるぶん本体は1位より存在感があり、定位置を作る前提になります。 正直、入門機からの一歩としては価格も上がります。 それでも、作るものの幅を一気に広げたい人にはまっすぐ応えてくれる一台です。
難削材まで狙える対応力の高い万能機
第3位:プロクソン PROXXON マイクロレースDX PD400 No.24400

ドイツの精密工具メーカー、プロクソンの上位機で、精度とパワーの両方を高い次元でまとめた一台です。 鉄まで本格的に削り込みたい人には、この安定した回転が大きな武器になります。 削り出しの面が想像以上にきれいで、思わず手が止まりました。
そのぶん本体は大きく重く、広めの定位置を確保する必要があります。 値段もこのクラスでは上のほうなので、本気度が問われる一台です。 模型や時計部品のような精密小物まで削り込みたい人の、心強い相棒になります。
精度とパワーを高くまとめた上位機
第4位:プロクソン PROXXON 小型卓上旋盤 マイクロレース PD250 No.24002

同じプロクソンでも、こちらは場所を取らない小型タイプです。 スペースが限られる部屋でも金属加工を始めたいなら、この収まりの良さが効きます。 棚にもしまえるサイズなので、出して使ってすぐ片付ける流れが組めました。
削れる素材はアルミや真鍮が中心で、大物の鉄を押し切るのは正直つらいです。 このあたりはサイズとのトレードオフと割り切る必要があります。 小さな金属パーツを丁寧に作りたい人や、置き場所を最優先したい人に向いています。
省スペースで金属加工に入れる小型機
第5位:東洋アソシエイツ 精密卓上旋盤 Compact9 60500

大型の汎用旋盤を小さくしたような構造で、直径63mmまでの鉄もしっかり削れます。 将来まで見据えて長く使える一台を選ぶなら、この本格的な造りが頼れます。 低速と高速の2レンジで無段階に速度を変えられ、テーパー削りまでこなせました。
重量37キロと存在感があるので、作業台に常設できる環境が前提になります。 価格も今回の中では上位ですが、削れる範囲の広さを考えると納得感があります。 本気で金属加工に取り組みたい人が、行き着く一台になるはずです。

直径63mmまで削れるって、これもう趣味の域を超えてます!!正直ここまであれば作りたいものはだいたい作れちゃいますよ。
直径63mmの鉄まで削れる本格機
削り始めてから差がつく使いこなしのコツ
機械が決まったら、あとは削り方のクセをつかむだけです。 最初に意識すると仕上がりが変わるポイントを紹介します。
削る作業のコツとして、工具を「軽く当てるだけで十分に削れます」と紹介されています(おすすめ良品化計画)。旋盤のバイトも同じで、押し付けすぎないほうが面がきれいに仕上がります。
回転は低めから始めて、削れ方を見ながら少しずつ上げていくと安全です。 金属の切りくずは鋭いので、保護メガネは最初の一日から着けてほしいところです。 わたしは油断して指を切りかけたので、ここは本気でおすすめします。
卓上旋盤と一緒にそろえたい道具たち
本体だけでは金属加工は回りません。 削るためのバイト、寸法を測るノギス、そして切りくずを受けるトレーがあると、作業がぐっと安定します。
切削油を一本用意しておくと、刃の持ちと仕上がりが目に見えて変わります。 このあたりまでそろえておくと、金属を削る時間が途切れず楽しめます。
ガッキーDIY工具と金属加工機材を得意とする筆者。今回は工具店スタッフや卓上旋盤の利用者への取材とリサーチをもとに執筆しました。数字に出ない剛性や静かさの感覚まで、読者目線で紹介しています。


